美容室へ

2002年7月1日
今日、母と二人で美容室に行った。
家からバスで15分くらいのところにあり、
キャンペーン中で料金も安くなっていたから、
行ってみようということになった。
美容室に行くなんて2年ぶりくらいだし、絶対に緊張する。
私は出かける前に緊張の神経の薬と、安定剤を飲んだ。
いざ美容室へ着くと、平日だというのにかなり混んでいた。
きっとキャンペーンの価格のせいだろう。
30分待ちと言われ、待つことにした。
その間に私の緊張もだんだんと高まってきた。
呼ばれる前にトイレに行っておこうと思って、
15分くらい待ったところでトイレに向かった。
その後30分たっても呼ばれなかった。
もう一度トイレへ行っておいた。
私の緊張もピークへと近づいてきた。
私が先に呼ばれ、シャンプー台へと案内された。
もうそこで私はガクガクに緊張してしまっていた。
「すみません、○○というわけで、途中でトイレに行ってしまうと思うんですけど・・・」と
私はかいつまんで美容師さんに説明をした。
その美容師は表情を変えずに「うん、いいよ、大丈夫」と言った。多分そう言った。
それからシャンプーの間もカットの間も緊張が解けずにトイレに何度も行ってしまった。
「は・恥ずかしい・・・」
内心、私はもう途中で切り上げて帰りたかった。
倒れそうになるくらい苦しかった。
カットは意外と早く終わった。
私の体のことを察してくれたのだろうか。
私は何度もその美容師さんに謝った。
他にも仕事がたくさんあったのに、かなり待たせて迷惑をかけてしまったから。
するとその人は「とんでもない」と言ってくれた。
私から見てその人は「無表情の人」だった。
話もあまりしない。面白いことをわざと言おうとしない。
最初は私のことを怒っているのかと思っていた。

でもカットの途中で、
「あまり気にしない方がいいよ。考えると余計に緊張するから本でも読んでなよ」
と言った言葉が妙に心に残っている。
初対面なのにそういってくれる人はあまりいないだろうと思ったからだ。
結局、怒っていたのか、気を遣ってくれていたのかは分からなかった。
カットが終わって、少し考えてみた。
以前よりは私はこうなったことを気にしていない。
いつもなら、「とても恥ずかしい」と落ち込んでさえいたのに。
少しは成長したのだろうか。

きっと昨日の彼の言葉が私をそうさせている。
これからはマイナスに考えずに生きていこう。
どんなことがあっても頑張ろうという気持ちを忘れない。
必要以上に気にしない。

みんなに支えられて私は今、とても幸せだ。
周囲の人たち一人一人に「ありがとう」と言いたい・・・。



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